中部電力ミライズは9月9日、台風15号などの災害で被災した人を対象に、電気料金の支払い期日延長や基本料金の割引などの特別措置を実施すると発表しました。

特別措置の対象となるのは、9月5日に災害救助法が適用された静岡県内9市町です。静岡市、島田市、焼津市、掛川市、藤枝市、御前崎市、菊川市、牧之原市、吉田町が対象地域です。

今後、台風15号の影響で新たに災害救助法が適用される地域も対象になるとのことです。また、今回の台風が「激甚災害」に指定された場合は、その対象地域で被災した顧客も特別措置を受けられるということです。

特別措置は4項目で、内容は次の通りということです。
まず、8月分(支払期日が災害発生日以降のもの)、9月分、10月分、11月分の電気料金について、支払期日をそれぞれ1か月延長します。
次に、被災時から全く電気を使用していない場合、災害発生月から6か月後までの期間で、1日の使用量が0kWhの日ごとに基本料金を4%割引します。
また、被災で契約を廃止した後、同じ場所で再契約する場合などには、工事費負担金などを免除します。
さらに、被災で電気設備が一時的に使用できなくなった場合、災害発生月から6か月後までの期間、使用不能設備に相当する基本料金を免除します。

これらの特別措置を受けるには、原則として各自治体が発行する「り災証明書」などの提出が必要ということです。

申し込み・問い合わせは、特別高圧・高圧の顧客は法人カスタマーセンター(0120-210-035)、低圧の顧客はカスタマーセンター(0120-921-697)で受け付けています。受付時間は両センターとも平日の9時から17時までです。