不動産仲介などを手掛ける「住宅情報館」の川崎市にある店舗の前で、店長が除草剤をまき、街路樹が枯れていたことがわかりました。

川崎市によりますと、去年11月、多摩区の「住宅情報館」生田店の前にある街路樹の「オオムラサキツツジ」と「ユリノキ」が枯れているのを確認しました。

市が店に確認したところ、「いつもは手で除草しているが、間に合わなかったので、店長が去年7月に除草剤をまいた。反省しています」と回答があったということです。

その後、市と住宅情報館は、店側が全額を負担し、新たに街路樹を植えることで合意しました。来月中にも、同じ種類の新しい街路樹を植え始めるということです。

市の担当者はJNNの取材に「悪質性はなく、解決したと考えている」とし、警察への相談や損害賠償の請求などは行わないとしています。

市によりますと、すでに明らかになっているビッグモーター川崎店前の街路樹が伐採された問題をのぞき、これまでに市が管理する道路沿いの街路樹で、同様の被害はないということです。