ワインの産地として知られる塩尻市のワイナリーで、今年の仕込みが始まっています。

選果台の上をコロコロと流れていく粒は、赤ワイン用のブドウ・メルロー。
劣化した実や茎などを、手作業で取り除いていきます。
塩尻市の「シャトー・メルシャン桔梗ヶ原(ききょうがはら)ワイナリー」では、9月24日から今年のワインの仕込みが始まりました。
桔梗ヶ原ワイナリー 高瀬秀樹ワイナリー長:
「1時間あたり、500キロから600キロくらいのブドウを手で選別する作業を1日中やっていきます。ここが一番の踏ん張り時です」

市内の自社農園で育てたブドウは、夏が暑く雨も少なかったことで色が濃く糖度も高い、よい出来に。
生育も早く進んだことから、例年より1週間ほど早く仕込み作業が始まりました。
選果したブドウは機械で軽くつぶし、発酵用の大きなタンクへ投入。
2週間ほどしたら木の樽に移し、さらに1年半から2年ほど熟成させた後、ようやく瓶詰めされるということです。

桔梗ヶ原ワイナリー 高瀬秀樹ワイナリー長:
「ワインになってくるのは赤ワインの場合、3年後になる。(何年か後に)飲んだお客様が、2023年を思い出してくれるようなワインを作っていきたい」
仕込み作業はあと1か月ほど続き、赤と白あわせておよそ30トンを仕込むということです。














