■アジア大会中国 杭州(29日、大会6日目)
6連覇を狙うソフトボール日本代表がスーパーラウンドでフィリピンと対戦。上野由岐子(41、ビックカメラ)が3回のピンチの場面でマウンドに上がり、奪三振ショーを繰り広げた。上野は3回2/3を投げ、8奪三振。日本は9-2の6回コールド勝ちをおさめ、予選リーグから4連勝を飾った。
日本が1点リードの3回表、先発・三輪さくら(24、トヨタ自動車)が1死2塁・3塁のピンチを招くと、宇津木麗華監督は、41歳の上野をマウンドへ。5連覇を知るレジェンド上野が、ここを2者連続で空振り三振。圧巻の投球を見せた。
4回も先頭から2者連続で空振り三振を奪い、イニングをまたいで4者連続。続く打者をセカンドゴロに抑え、この回も三者凡退に打ち取った。5回は2死からヒット1本を許したが、最後は見逃し三振。6回も2つの三振を奪った上野は3回2/3を投げ、被安打1の8奪三振。ベテランが圧巻の奪三振ショーを披露し、日本を勝利に導いた。
上野は27日のチャイニーズ・タイペイ戦でも先発・後藤希友(22、トヨタ自動車)のあとを受け6回途中から登板。2回2/3を投げ被安打4の2奪三振、1失点で勝利投手になっていた。
【日本代表の結果】
■予選リーグ
26日 日本 12-0 香港 ※4回コールド
27日 日本 5-3 チャイニーズ・タイペイ
28日 日本 13-0 シンガポール ※4回コールド
■スーパーラウンド
29日 日本 9-2 フィリピン※6回コールド
30日 日本-中国