佐久市で2015年に男子中学生が車にはねられて死亡し、運転していた男性が救護義務違反=ひき逃げの罪に問われた裁判で、東京高裁は28日、一審の長野地裁の実刑判決を破棄し、男性に無罪を言い渡しました。

樹生(みきお)さんの父・和田義光さん:
「救護義務違反が認定されること、量刑が維持されること。この二つがしっかりと維持されることを確認したい」
東京高等裁判所で開かれた控訴審の判決公判に向かう両親の和田義光さんと真理さん。
2015年3月、当時中学3年の樹生さんが、佐久市の自宅前で乗用車にはねられ死亡しました。
運転していた、御代田町の会社員の男性50歳は、事故から3か月後に、執行猶予付きの判決を受けましたが、両親が独自に証拠を集め告訴したことなどから、長野地裁での審理は異例の3度に及びました。














