全国初 一般家庭での実証事業
このシステムは今年度、愛媛県が約6700万円を計上し、全国で初めて一般住宅で進めている実証事業です。

住民の山本英明さん
「1回使った水を循環させて使うという、今までにない水に対する考え方に慣れようとしているところ。そういうことでも生活できるんだな、と。違和感なく使えています」
山本さんは、8月下旬から利用してきました。その一方で…
山本英明さん
「200リットルで風呂を自動設定していたが、全部使い切ってしまうとタンクの容量が残り少なくなる」
お風呂好きの山本さんですが、現在は浴槽にためる湯量を160リットルに設定して、タンクが空にならないよう調整しているそうです。そうした日々の“思い”や“気づき”がシステムに反映されれば、生活者に寄り添ったものに近づきそうです。
ところで、愛媛県はなぜこうした実証事業に取り組むのか?背景には、過疎地の“水道設備”が抱える課題がありました。