チューリップテレビが9月14日に報じた旧統一教会の報道を受けて27日、国会で富山県内に住む元信者のヒアリングが行われました。元信者は文化庁に解散命令請求を求めました。

元信者の女性:「私が息子のお金に無断で手をつけたことで、息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています」

国会内で証言したのは県内に住む元信者の女性です。

9月14日、チューリップテレビが女性が受けた被害について報じたことを受けて27日、野党の国対ヒアリングが行われました。

女性は旧統一教会の信者だった5年前、通っていた教会の女性幹部の指示のもと息子の定期貯金を偽造した委任状を使って解約し、全額182万円あまりを献金したといいます。

元信者の女性:「文化庁には統一教会の解散命令請求を行ってほしいと心から思っています」

ジャーナリストの鈴木エイト氏は「息子の署名を偽造する非常に悪質な事例。これが組織的に行われていたということは解散命令請求にかなり影響があるのではないか」と見解を述べました。

文化庁の担当者は解散命令請求について、「現在、法律の規定をクリアすべく最終の努力をしている。具体的な時期については差し控えたい」としています。