8月に延岡市に完成したばかりの新宮崎県体育館のサブアリーナで、天井に使われている部品の一部が落下したことから、宮崎県は、9月27日から当面の間、利用を停止すると発表しました。
県によりますと、落下したのは、サブアリーナの天井に使われている重さおよそ54グラムのプラスチック製の部材です。


このサブアリーナでは、9月23日に小学生のバドミントン大会が開かれていて、審判を務めていた大会役員の肩に部材が落下し、発覚しました。
大会役員にけがはありませんでした。
落下した部材はアリーナの天井パネルを支える部品の一つで、県では、取り付けに不具合があったと推測されるとして、9月27日から、施設のすべての利用を一時停止し、緊急点検するということです。
同様の部材は、サブアリーナにおよそ8200個使用されていて、利用再開のめどは立っていません。
このサブアリーナは、2027年に宮崎県で開催が予定されている国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向け整備されたもので、8月20日に供用を開始したばかりでした。