AI=人工知能を活用してレントゲン写真を分析し骨粗しょう症を早期発見する最先端の実証実験が行われました。

実証実験は甲府市内で行われ、東京の企業が開発したAIの分析ソフトで胸のレントゲン写真を読み込むと、すぐに同年代と比べた骨の状態が表示されました。

これまでは検査に15分程度かかっていましたが、このソフトを使うと5秒で終わるということです。

放射線技師:
かなり負担は軽減されていると思う

実験に参加した健診受診者:
結果が早く出たので、自分の状況が早く分かって良いかなと。

日本では骨粗しょう症患者が1300万人にのぼる一方で、その健診受診率はおよそ5%に留まっています。

放置すると骨折や要介護状態になる恐れがあり、医療・介護の費用はおよそ1兆円にのぼるということです。

iSurgery 佐藤洋一社長:
少しでも多くの方に骨粗しょう症の検査を受けていただく機会になればと思っている。

この実験は県も支援していて、医療費の削減効果などを検証する方針です。