アメリカの姉妹都市に派遣する訪問団の航空機座席がビジネスクラスとなっていることに一部の議員が反対していることについて、高岡市の角田悠紀市長は「今回の訪問は外交である」と述べ、これまでとは性質上異なる訪問であることを強調しました。

この問題は、10月にアメリカの姉妹都市・フォートウェーン市に高岡市の角田市長や高岡市議会の中川加津代議長、経済関係者ら6人が訪問する際、訪問団のうちの4人の航空機の座席がビジネスクラスとなっていることについて、一部の議員から批判が出ているものです。

航空機の座席は、エコノミークラスが1人114万円で、ビジネスクラスは218万円と、104万円高くなります。

25日の高岡市議会民生病院常任委員会では、当局が「条例で市長や副市長の移動には最上級の移動手段が可能」と規定されていると説明。一方、立憲民主・社民議員団は、市民の理解が得られないとして訪問自体に反対しています。

取材に対し角田市長は、姉妹都市提携の50周年にあたる重要な国際交流事業だとしたうえで、次のように述べました。

角田市長:
「本市にとっては、今回の訪問は外交であると。また、高岡市職員等旅費支給条例でも規定されています。前回の訪問団は、エコノミーの利用でしたが、今回は性質上異なる訪問であるため、体調面の管理も含めて理解していただきたい。どうしても費用の面が取りざたされてしまうわけですけど、私は大変緊張感をもって今回の交渉に臨んでまいりたいと考えておりますので、しっかりと訪問の成果を持って市民の皆さんにもお伝えをしていきたい」