登山歴25年の68歳男性が北アルプス・阿曽原温泉小屋に向かう登山道で転倒し重傷です。今月24日午後1時40分ごろ、富山県黒部市宇奈月町の北アルプス・仙人谷ダムの南西約400メートルの登山道(標高約1100メートル)で、岡山県津山市の68歳男性が足を滑らせて転倒し重傷を負いました。

警察によりますと、男性は4人パーティーで池ノ平小屋から阿曽原温泉小屋に向かって登山道を歩いていたところ、木の根に右足を滑らせて後ろ向きに転倒しました。登山仲間がその場で119番通報し、岡本さんはヘリで病院に搬送されましたが、左足首を骨折する重傷です。

現場は足場が土で、ところどころ木の根が出ている登山道で、当時は晴れていて風もなく視界も良好だったということです。男性は登山歴約25年のベテランであったことから、警察は、これから秋山シーズンが本格化するため、慣れている人も無理のない計画をたてて安全に登山を楽しんでほしいと注意を呼びかけています。