任期満了に伴う岡谷市長選挙は、いずれも元市議会議員の3人の新人による選挙戦の結果、早出一真(そうで・かずま)さん51歳が初当選を果たしました。

最終票です。

早出一真(そうで・かずま)9408票
武井友則(たけい・とものり)7257票
中島保明(なかじま・やすあき)4226票

投票率は53.18%で、前回選挙戦となった2007年の57.79%を4ポイント余り下回りました。

早出一真さん(当選後のインタビュー):「笑顔と元気があふれる岡谷市 しっかりしたレールに乗せて、一歩も二歩も前に進めていく 新しい街づくりをしていきたい」

4期目の現職・今井竜五(いまい・りゅうご)市長が引退を表明し、16年振りの選挙戦になった今回は、人口減少や市街地の空洞化問題、災害対策などをめぐって論戦が交わされました。

早出さんは民間企業勤務を経て、塗装業を営みながら市議会議員を2期務めました。「子育て支援と教育の充実」を公約の一番に掲げ、学校給食費の無償化などを訴えたほか、産業振興と人口減少対策として、自ら指揮を執り、小規模な企業誘致に取り組みたいと主張しました。