立山への入山が許されなかった女性たちが極楽往生を願った伝統儀式、布橋灌頂会が6年ぶりに有観客で開催されました。

布橋灌頂会は、江戸時代に山岳信仰の対象だった立山への入山を禁じられていた女性たちが、白装束で白い布をしかれた橋を渡り極楽往生を願う立山町の伝統儀式です。

近年は3年ごとに行われていて、ことしは、6年ぶりに観客を入れて開催されました。

県内外から参加した60人の女性たちは白装束に身を包み心身を清めたあと目隠しをしてこの世とあの世の境となる朱色の橋をゆっくりとわたり極楽往生を願いました。

参加者:「去年ちょっと病気してなかなか山に行けなくなっちゃったので、立山に登れるようになれるといいなってお祈りしました」