本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物=「食品ロス」。その量は、全国で年間523万トンにも上ります。
そのうち、食べ残しなど家庭から出る食品ロスは244万トン、食品製造業や外食産業、小売業など事業者から出る「食品ロス」は279万トンと推計されています。
普段買い物をするとき、消費期限や賞味期限が長いものを選んでいませんか?
長野県は、食品ロスを減らそうと、10月を中心に「信州もったいないキャンペーン」を実施し、商品棚の手前から選ぶ「てまえどり」を呼びかけます。
「てまえどり」とは、日頃の買い物の中で食べるタイミングを考え、購入してすぐ食べる食品は、商品棚の手前から選ぶこと。
長野県は「てまえどり」は環境に配慮したエシカル消費で、食品ロスの削減につながる行動だとし、県民に広く呼びかけたい考えです。
キャンペーンのキャッチコピーは、「すぐ食べるなら手前からとってみる。『もったいない』が食品ロスをへらします」。
キャンペーンには、長野県内31事業者の1080店舗が協力し、ポスターやポップを掲示するほか、店内放送で啓発を行うということです。