串間市の都井岬では、国の天然記念物に指定されている野生馬の、害虫を駆除するための伝統行事、「馬追い」が行われました。

馬追いは、野生馬のダニ駆除や病気予防のために馬を柵の中に集めるものです。

23日は、野生馬を管理する都井御崎牧組合の組合員や宮崎大学の学生らおよそ130人が参加し竹の棒を使いながら野生馬を追い立て、柵の中に誘導していきました。

また、今年4月、車にはねられて左後ろ脚を骨折し、治療を受けていた4歳の雌の馬のケガがほぼ完治したため、馬追いに合わせて野山に戻されました。

都井岬には、現在、今年生まれた子馬8頭を含め95頭が生息しています。