ことし1月から6月の上半期に県警に寄せられたサイバー犯罪に関する相談は、前の年の同じ時期と比べて減少したことがわかりました。
ことし上半期に県警に寄せられたサイバー犯罪に関する相談は986件で、前の年の同じ時期と比べて36件減少しました。

もっとも多いのがネットで購入した商品が届かないなどといった「詐欺や悪質商法」に関するもので460件と前の年の同じ時期と比べて77件増加している一方で、クレジットカードに利用した覚えのない引き落としがあるなど「不正アクセス」に関するものは前の年から86件減少しています。

また、金融機関を装ったフィッシングサイトで、IDやパスワードを搾取されインターネットバンキングによる不正送金に利用される被害が急増していて上半期で既に12件、被害金総額はおよそ858万円に上っています。

県警はIDやパスワードを入力する際には公式サイトかどうかの確認をすることや、メールに添付されたファイルをむやみに開かないことなど注意を呼びかけています。