秋の全国交通安全運動が始まり、歩行者を交通事故から守るため、警視庁はきょう、都内で一斉に「横断 SAFETY ACTION」キャンペーンを行い、事故の防止を呼びかけました。

東京・世田谷区の二子玉川駅近くのスクランブル交差点で警察官と一緒に手を挙げて横断歩道を渡る小学生たち。

警視庁はきょう、交通事故で多くの割合を占める歩行者を交通事故から守るため、都内で一斉に「横断 SAFETY ACTION」キャンペーンを行い、正しい横断方法や通行車両に対して「歩行者優先義務」の徹底を呼びかけました。

警視庁によりますと、今年に入ってから8月まで都内の交通事故はおよそ2万件で、中でも歩行者が犠牲になる事故が3年連続で増えているということです。歩行者の事故は3319件、そのうちおよそ3分の1が横断歩道の横断中で、今年はこれまでに7人が亡くなっています。

警視庁は「歩行者の方は安全を確かめて横断歩道を渡りましょう。歩行者が優先なのでドライバーは横断歩道の手前で必ず止まって下さい」と呼びかけています。