国交省と関西電力は今年度の連携排砂の結果を報告し、排砂量は平年並みの32万立方メートルでした。また環境調査の結果については「これまでの観測値の範囲内」としています。

ダムの機能を維持するために黒部川の出し平ダムと宇奈月ダムに溜まった土砂を下流へ流す「連携排砂」は、6月30日から7月2日に行われ、出し平ダムから平年並みの、およそ32万立方メートルの土砂が排出されました。
ダムを管理する国土交通省と関西電力によりますと、排砂後の環境調査の結果水の汚染度を示すCODの値が、一部地点で過去の最大値や平均値を上回りました。

環境への影響は来年の1月から2月に開かれる「黒部川ダム排砂評価委員会」でも検証される予定です。