前線や低気圧の影響で、石川県は21日、大気の状態が非常に不安定になっていて、加賀地方には相次いで竜巻注意情報が発表されました。21日遅くにかけて土砂災害に注意・警戒してください。

前線を伴った低気圧が北陸地方に接近していて、石川県では大気の状態が非常に不安定となっています。21日夕方は加賀地方を中心に局地的に雨や風が強まり、金沢市内では一時、前が見えないほどのゲリラ豪雨となりました。

石川県が加賀市の我谷ダムに設置した雨量計では、午後5時半までの1時間に61ミリの非常に激しい雨を観測しました。

金沢市もりの里の幹線道路、通称「山側環状」では、高さおよそ7メートルの木が倒れ、片側2車線の道路を塞ぎました。

警察や県などが撤去作業を進めましたが、道路はおよそ400メートルにわたって1時間近く通行止めとなりました。

22日夕方までに降る雨の量は、加賀地方で60ミリ、能登地方で40ミリと予想されています。加賀地方では21日夜遅くにかけて土砂災害に注意・警戒してください。また大気の非常に不安定な状態が続くため、強風や落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。