21日午前、富山市八尾町上笹原の山あいの集落で「クマによる柿の木の枝折れ及び柿を食べた痕跡を確認した」と、住民から卯花地区センターを通して富山市農地林務課に連絡がありました。
連絡を受けて猟友会が現地を調べたところ、クマのふんや、クマによる柿の木の枝折れ、またその柿を食べた痕跡を確認したということです。
この地区では今月19日の深夜にも物音がするのを聞いた住民が住宅の裏でクマを目撃しています。クマは、クルミが入ったバケツに頭を突っ込み食べていたということです。
地区センターによりますと「この周辺はクマの生息域に近いが、住宅の近くまできて、柿を食べるなどの行動はこれまでになかった」として警戒しています。
一連のクマの出没を受けて、富山市はわなの設置を検討しているということです。