きょうの東京株式市場で日経平均株価は、きのうより452円安い3万2571円で取引を終えました。

午前9時の取引開始直後から幅広い銘柄に売りが先行し、およそ1週間ぶりに3万3000円台を割り込みました。

アメリカ市場で金融引き締めが長期化するとの懸念からハイテク株が下落した流れを受けて、日本市場でも半導体関連株に売り注文が集まりました。

一方、アメリカの金利上昇や日銀の政策修正への警戒感から、国内の債券市場では長期金利が一時0.745%まで上昇しました。これを受け、業績改善が期待される銀行株には買い注文が入りました。

また、円相場は一時1ドル=148円40銭をつけ、去年の11月以来およそ10か月ぶりの円安水準となっています。

市場では日米の金利差がさらに広がるとの見方から、ドルを買って円を売る動きが見られたものの、為替介入への警戒感が高まっていることから動きは限定的でした。