長野県内で先週確認された新型コロナウイルスの感染者は、1医療機関当たり18.99人と2週連続で減少し、県は、医療警報を約3週間ぶりに解除しました。

9月11日から17日までの1週間に県内88の医療機関から報告された新型コロナウイルスの感染者は1671人で、2週続けて減少しました。

1医療機関あたりでは18.99人で、前の週と比べて2.75人減少。

県内では7月から8月にかけて増加傾向が続いていましたが、これで2週連続の減少です。

9月18日の時点での入院者数は204人で、県は医療体制への負荷が軽減されたとして、8月29日に出した医療警報を解除しました。

また、20日からは、新型コロナの5類移行後初めての全世代を対象にしたワクチンの無料接種がスタート。

県は、流行しやすい年末年始を前に、高齢者など重症化リスクの高い人への接種をすすめていますが、5類移行を受けて「若い世代への接種の呼びかけは大々的にはしない」としています。

また、国は無料で接種できる「特例臨時接種」を今年度で終了し、その後は年に1回の定期接種に切り替える方向で検討しています。

一方、依然として流行期が続くインフルエンザは、1医療機関あたり2.19人で、前の週から減少しましたが、例年と比べて高い水準となっています。