青森県八戸市の弁当製造会社の駅弁を食べ体調不良などを訴えている人が全国で相次いでいる問題。これについて八戸市保健所は20日午前9時までの速報値で1都23県295人が体調不良を訴えていると発表しました。

八戸市の弁当製造会社「吉田屋」の駅弁を食べ、体調不良や商品の異常を訴える人は全国で相次いでいます。これを受けて福島県や宮城県などでスーパーを運営する「ヨークベニマル」では9月16日に240店舗で海鮮弁当を販売したところ39人から「ご飯が糸をひく」「お腹が痛い」などの問い合わせがあったということです。また、首都圏でスーパーを展開する「ヤオコー」は9月16日に180店舗で吉田屋の弁当を販売し21人から体調不良の訴えがありました。また、広島県に本社があるショッピングセンター「ゆめタウン」などを運営する「イズミ」は、体調不良の申し出があったものの人数は公表していないということです。


対象商品は商社を通じて全国に流通していて、八戸市が食中毒の可能性もあるとみて調査しています。吉田屋の吉田広城社長は19日に引き続き「事の重大さを痛感し、ご迷惑をお掛けいたしましたお客様には真摯に対応させていただく所存でございます。重ね重ね、お詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」などと20日もコメントを公開しました。