大分県別府市で去年6月、大学生2人が死傷したひき逃げ事件で遺族が重要指名手配された八田容疑者を殺人の容疑で21日、刑事告訴することがわかりました。
全国で初めてひき逃げの疑いで警察庁から重要指名手配されているのは八田與一容疑者(27)です。八田容疑者は去年6月、別府市で停車中のバイク2台に軽乗用車で追突、大学生2人を死傷させ現場から逃走した疑いが持たれています。警察庁は制限速度を大幅に超えて追突した凶悪性などから、9月8日付けで重要指名手配に指定しました。
八田容疑者について遺族と支援団体は19日、殺人と殺人未遂の容疑で刑事告訴することを明らかにしました。21日、別府警察署でおよそ5万人の署名を添えて告訴状を提出します。
遺族は「八田が逮捕し厳罰を受けるまでできることを全力でやる」とコメントしています。