今年は日本でワールドカップが行われ、福島県内でも一段と、バスケ熱が高まっています。そんなワールドカップイヤーの今年、憧れのコーチと全国を目指す福島東稜高校女子バスケ部に注目しました。目指すのは、走って、走って、とにかく走るバスケットボールです。

福島東稜高校、女子バスケ部。今年7月、インターハイに出場して、その力を全国に見せつけました。

チーム名は「ambitious(アンビシャス)」。高校3大タイトルのうち、インターハイと、ウィンターカップに2年連続で出場。そして、国体のメンバーにも6人が選ばれた、まさに強豪です。

指揮をとるのは、3年前まで秋田の強豪チームで、プロ選手として活躍していた星希望(ほし・のぞみ)ヘッドコーチです。

星ヘッドコーチ

星ヘッドコーチは、福島市出身。10年の現役生活に、終止符を打ち、地元・福島で後進の指導にあたっています。厳しくも愛のある指導で、選手から絶大な信頼を置かれています。そんな星ヘッドコーチから見た、今年のチームは…。

星ヘッドコーチ「大きい選手が一生懸命走れるチームだと思っています」

選手全員が走って、走ってとにかく走る!このフィジカルが強さの秘密です。そんなチームをまとめるのが…。

星ヘッドコーチ「柴田美奈は、攻守ともに軸になる選手」

秋田県出身、チームのキャプテンで3年生エース、柴田美奈選手。現役時代、地元でプレーする星さんに憧れ、福島東稜高校に入学しました。アグレッシブなプレーで、インサイドでも強気に攻める柴田選手ですが…。

一番の持ち味は、正確なスリーポイントシュート。ここぞという時に決める柴田選手のスリーポイントは、アンビシャスの大きな武器です。

柴田美奈選手「いまの東稜はすごく元気で明るくて、1年生から3年生までどの学年でも交流が深い、すごく雰囲気の良いチームです」

チームが大切にしているのは「自主性」。目標を毎日、自分たちで決めて、ホワイトボードに書き込み、練習に臨みます。

県外からの選手や留学生を要するアンビシャス。中には、こんな選手たちも。