リーグ開幕を10月に控えるプロバスケB1リーグの仙台89ERS。先週、福島県で開幕した東北カップで腕試しを行いました。

東北地区のBリーグクラブ6チームが参戦するプレシーズンマッチの東北カップ。今年は福島県郡山市で開催されB1リーグ2シーズン目に挑む仙台89ERSは新外国人選手を加えた新チームの連携を実戦で試しました。

初戦のB2山形戦を勝ち抜いたナイナーズは、17日の第2戦でB2福島と対戦。立ち上がりはホーム開催に沸く福島に押されリードを許す展開となります。

それでもこの日、チーム最多の22得点を挙げたのが新加入のゲルン。ウクライナ出身、208センチの長身を活かし厳しいマークに対抗、リードを広げたい福島に粘り強くついていきます。

また、前のシーズンで骨折による長期離脱を強いられたポイントガードの渡辺翔太も完全復帰し第3クォーターで存在感を発揮。流れを奪い返しナイナーズが同点に追いつきます。

一気に逆転したい第4クォーターは、ベテラン片岡がここ一番での勝負強さ。連続ポイントで終盤にリードを奪ったナイナーズがそのまま逃げ切り福島に86対80で勝利。

B2クラブとの2試合を競り勝ち、18日の決勝戦も89対76でB1秋田を下した89ERSが東北カップ優勝。実戦の中でみつかった課題にも取り組みながら10月7日のB1開幕に向かいます。