住宅への浸水被害をもたらした16日の上田での大雨について、気象予報士の坂下悠乃さんに解説してもらいます。

まず、この日は各地で観測史上最も遅い猛暑日となりました。

9月半ばとは思えない気温で、それにより県内では夕方から局地的に雷雨となりました。

雨雲の流れを見ると、上田周辺のあたりには留まっている時間が長いですね。


上田周辺に注目して雨の降り方を見ていくと、特に真田町周辺は午後4時前から2時間にわたって雨が降り続け、その途中には1時間に80ミリもの雨を降らす雲が発生しました。


一般的に、1時間に50ミリの雨で浸水が起こる可能性があるとも言われているので、それを超える1時間80ミリの猛烈な雨が降った真田町では、様々な被害が出てもおかしくない状況だったと考えられます。