【記者解説】玉城知事の国連での訴えの意義は 専門家に聞く

Q:玉城知事の国連訪問、どんな意義を持つのでしょうか?

2015年に翁長知事に同行した琉球大学の島袋教授は「国連での人権に関する訴えは『継続性』と『持続性』が重要」と指摘しています。
県知事として8年ぶりに玉城知事が演説することは、「基地問題による人権侵害がいかに常態化しているかを訴える点において意義がある」と言えます。

Q.ただ、持ち時間が3つの会議で90秒ずつと限られたなかで、発言をどうまとめるかも重要になりそうですね?

この点について島袋教授は、「様々な国からの出席者にも馴染みのある国際的な人権基準を示すこと。もうひとつが有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)を含む水質汚染の問題など国際的にも関心の高い具体例を示すことで注目を集めるのではないか」と指摘していました。

知事自らの言葉でいかにして関心を惹きつけ、国際社会の目を沖縄に向けることができるか注目されます。