今週末開催される沖縄全島エイサーまつりに、陸上自衛隊第15旅団のエイサー隊が出演することをめぐり、市民団体が実行委員長の花城大輔沖縄市長と15旅団に出演の取りやめを要請しました。
沖縄全島エイサーまつりの実行委員会によりますと、今回15旅団が出演するのは、通常地元の子ども会などが出演する枠です。
実行委員会側が出演者を選定する際に15旅団のSNSでエイサーの活動に関する投稿を見つけ、実行委員会側から出演を依頼したということです。
これに対し市民団体は、「自衛隊の宣伝につながるエイサーまつりへの出演は市民感情・県民感情から許されない」などとして自衛隊の出演を取りやめるよう求めています。
▼喜友名秀樹 沖縄市議会議員
「しっかりとした配慮なく選考したことに対してであって、自衛隊がなんとかいう話ではない。そもそも選考の雑さが今回のようなことを招いたのではないかと」
8日会見したメンバーらはその後、沖縄市役所を訪れ、実行委員会事務局に要請書を手渡しました。
また翌9日は直接15旅団を訪れ、出演の取りやめを求めました。
▼陸自第15旅団 渉外担当者
「この申し入れ書につきましては、旅団長にしっかりとご報告いたします」