「クジラの化石が発見されたまち」にちなんで長野市信州新町を盛り上げようと、「恐竜」や「化石」にちなんだイベントが開かれました。
期間中、中学生がつくった新しい「憩いの場」もお披露目されました。
長野市信州新町の化石博物館に現れたのは、本物そっくりの恐竜!

「恐竜」と「化石」を地区の新たな観光資源にしようと、観光協会などでつくる実行委員会が企画したイベントで登場しました。

実行委員会 尾澤美由紀副会長:
「高齢化・過疎化が進んでいて、ちんやりとした(活気がない)町だが、そんなことなくてみんなで頑張って盛り上げていこうと」
県の内外から100人が参加した「ティラノサウルスレース」に…
石こうを削ると本物のアンモナイトの化石が現れる「発掘体験」も。
男の子:
「かっこいい」
女の子:
「(化石が)2つ出てきたところが楽しかった」
この連休中は家族連れを中心ににぎわい、博物館の一日の入館者数も過去最多の750人を記録しました。

実行委員会 尾澤美由紀副会長:
「これだけの人が来てもらえると町が活気づくので」
「恐竜・化石と言ったら信州新町とそんな風に有名になっていければいい」
町を盛り上げようと動いたのは、大人だけではありません。
中学2年 兼澤舞衣(かねざわ・まい)さん:
「この辺、柱と壁の間を埋めたりした」
イベントに合わせて、17日にお披露目されたのは、信州新町中学校の生徒たちがリノベーションした築170年以上の蔵です。
見学した人:
「(壁の)表面の立体感があっていいね」
交流の場を作り、地域の活性化につなげようと、「総合的な学習の時間」に、地元で古民家の再生などに取り組む「ボータ・プロジェクト」と連携。
8月末に完成し、ブックカフェとして生まれ変わりました。

中学2年 塩入未悠(しおいり・みゆう)さん:
「いろいろな地域の人たちもこの場所を見に来てくつろいでいってくれたらいい」
中学2年 西澤ほのさん:
「癒されるような空間が出来たのでぜひ来てほしい」
住民の工夫で生まれた新しい魅力が、信州新町を元気にします。














