9日18日は敬老の日です。岩手県盛岡市の高齢者施設では敬老会が開かれ、100歳を迎える4人が表彰されました。

盛岡市上米内の特別養護老人ホーム「なのりの杜」で開かれた敬老会には米寿や百寿などの祝い年を迎えた利用者約20人と家族や職員が出席しました。会には今月任期がスタートしたばかりの内舘茂盛岡市長も出席し、100歳を迎える4人に賞状を手渡しました。

(内舘茂盛岡市長)
「にこっと笑っていただいて、私自身も先輩方の気持ちを新たに感じるいい時間になりました。この盛岡の歴史と伝統を皆さんがつくってきてくれたんだなということを改めて深く感じました」

施設での敬老会は新型コロナの流行で縮小開催が続いていましたが、今年は4年ぶりにこれまでとほぼ同じ規模での開催となりました。

祝い年を迎えた人たちに長寿の秘訣を聞きました。

(80歳の卒寿を迎える田野英俊さん)
「みんなの言うことを聞くこと。何でも食べること」

(88歳の米寿を迎える三浦ナツさん)
「私は農家ですけど、重労働でもそれを乗り越えてきて今があると思う。子孫をいっぱい残しているので、子孫たちが健康で長生きしていただくことが一番の楽しみです」

岩手県内の100歳以上の長寿者は今月1日現在で1086人で、5年連続で増加し、過去最多の人数となりました。このうち男性が114人、女性972人となっています。