直径6.5メートルの大鍋で一度に3万食分の芋煮を作る日本一の芋煮会フェスティバルが、山形市で行われ、会場の馬見ヶ崎川の河川敷は大勢の人で賑わいを見せています。今年は、マスク着用などの制限がなく、4年振りに以前と同じ形で開催されました。

フェスティバルの顔でもある、6.5メートルの大鍋「三代目鍋太郎」では、里芋や山形牛、ネギなど地域の食材をふんだんに使った醬油ベースの芋煮、およそ3万食が一度に作られます。

あまりの大きさに、大鍋から芋煮を取り分けるのは、なんと油圧ショベル。これらは、芋煮会フェスティバルのために分解洗浄され、食用油を使って整備されたもの。出来上がった芋煮は大鍋から重機を使って、小さな鍋に移され、訪れた人に配られます。

2018年にはギネス記録「8時間で最も多く提供されたスープ」も達成し、山形の秋には欠かせない日本一の芋煮会フェスティバル。

訪れた人は煮込めば煮込むほどおいしいといわれる、アツアツ・トロトロの山形の味「芋煮」を楽しんでいます。