小学校でも導入されている「プログラミング教育」。文部科学省は、2024年度に教員の研修プログラムを充実させるなど、支援体制の強化に乗り出しています。多くの親世代からすると習ったことのない「未知の領域」です。しかし、子どもが能力を伸ばすためには、親の関わりも大事だということ、ご存じでしょうか?!

“学校任せ”では足りない!?学校も実は“発展途上”

2020年度、文部科学省は▼プログラミング的思考を育む、▼コンピューターや情報社会について学ぶ、▼各教科での学びをより確実なものにする、ことをねらいに、小学校でのプログラミング教育を開始しました。

子どもの将来の成功のためにプログラミング教育が重要であることに、異議を唱える人はほとんどいないでしょう。しかし、いざその中身については、よくわからない、と触れずにいる方も多いのではないでしょうか?しかし、プログラミング教育には「親の理解」があることが重要なポイントなのです。

もちろん、学校で教えてくれることにはなっています。しかし、学校の先生たちは、“プログラミング教育のプロ”ではありませんし、親と同世代の方たちがほとんどです。

実は、こんな調査があります。全国の小学校教師1000名強を対象とした【プログラミング教育について課題がありますか】というアンケート(※1)で、「課題はない」と答えたのはわずか4.1%の先生でした。ほとんどはプログラミング教育について「課題がある」と感じ、その主な理由は以下のような不安が述べられています。

・具体的な授業の進め方や指導方法などが決まっていない
・プログラミングを使った授業に不慣れ」
・ITに詳しくない教師は何をすればいいのか迷ってしまう

もちろん素晴らしい先生もたくさんいるでしょう。しかし、プログラミング教育が子どもの将来の成功のカギであることを考えると、学校の先生頼みにしてしまうことはあまりにリスクがあるといえるのです。