自動ブレーキや急発進防止の機能がついた自動車「サポートカー」の体験会が長野市で開かれました。

長野県軽自動車協会などが開いた体験会には、交通安全協会の役員を中心におよそ60人が参加しました。

会場には人や建物を検知して作動する自動ブレーキや、ペダルの踏み間違いによる衝突を回避するシステムが搭載された軽自動車3台が用意され、参加者は助手席に乗って効果を体感しました。

時速20キロほどで走る車が、ブレーキを踏まなくても壁の直前で止まることに参加者は驚いた様子でした。

(参加した男性)「いまいっぱいあるじゃないですか(踏み間違えなどの)事故が。自分も失敗しないということはあり得ない。できれば軽トラにも載せてもらいたい、仕事に使う車に」

(関係者)「載ってます、載ってます」

(男性)「載ってるの?!」

メーカーによりますと、自動ブレーキは新車の多くについているということですが、参加した高齢者からは「年金暮らしなので、買い替え自体が厳しい」といった声も聞かれました。

今月21日からは秋の交通安全運動も始まるため、主催者は「こうした機会を通じて安全意識を高めてもらえれば」と話していました。