高速道路の片側1車線区間のセンターラインに沿って、ワイヤーロープの設置が進められています。正面衝突事故を防ぐ役割を果たしている一方、このワイヤーロープに接触する事故が後を絶ちません。
鳥取県内の山陰道では、今年すでに100件以上のワイヤーロープ接触事故が発生していることが分かりました。修繕作業が追い付かず、破損した状態のままになっている箇所も多くあります。

山陰自動車道を車で走っていると、こんな光景が、驚くほど多いことに気付きます。

小崎純佳 記者
「あちら、ワイヤーロープが破損しています。ポール6本分ぐらいが無いような状態です」

さらにしばらく走っていると…

小崎純佳 記者
「また破損個所がありました。完全にへしゃげています」
「ここもですかね…ちょうどカーブの所ですね」

山陰道のセンターラインに設置されているワイヤーロープのポールが折れていたり、ワイヤーが歪んでいたりと、破損している箇所が多いことに気付きます。

今回、取材班が鳥取西インターから日野川東インター間(約87キロ)の破損箇所を数えたところ、少なくとも37か所が確認できました。(※9月4日に調査)