院長『過重労働を負荷した認識はない。本人の自主性の中での自己研鑽』

8月17日、病院は1年以上が経って初めて晨伍さんの自殺を公表。これまで遺族には説明してこなかった勤務実態を記者会見の場で明らかにした。
(甲南医療センター 具英成院長)「労基署の場合は(タイムカードの)打刻の時間を中心に時間を推定しているんだと思いますけれど、病院として過重な労働を負荷していたっていう認識はございません」
病院は晨伍さんが長時間にわたり院内にいたことは認めた。しかし、晨伍さんが亡くなる前の月に自己申告していた時間外労働は30時間30分で「過重な労働をしてはいなかった」という。では労基署が認めた極度の長時間労働は何だと言うのだろうか。
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(甲南医療センター 具英成院長)「本人の自主性の中で自己研鑽」「医師の自己研鑽」「自己研鑽というものがこの職業とコインの表裏のようについている」
自己研鑽、自分の能力を磨くために、自ら学習をしたり経験を積んだりすることだ。つまり、晨伍さんは学会報告の準備や最新の医学の学習のため、自ら長時間病院に残っていたのだという。
(甲南医療センター 具英成院長)「(Q晨伍さんがなぜ亡くなったと考えていますか?)これはですね、総合的に見ていろんな要素があると思います。この場で私が推測に基づいてお話しするのは控えたいと思います」














