
日達れんげさん:
「最強の98歳ですね。柳沢さんはですね、自分で楽しむ切り絵ではなくて、人のために、ですかね。例えば孫の誕生日もうすぐだから何月のバースデーカードを切りたいから型紙ちょうだいとか、友達に、差し上げたいとか、人が喜ぶために切り絵をやっている方」
「私の目指す姿ですね。はい。あやかりたいです」
栁澤さんは2年前から茅野市の介護付き有料老人ホームで生活しています。
栁澤英夫さん:
「なかなか座ってばっかりだから歩かないとね」
今では切り絵教室に通うこともかないませんが、作品を作り終える度に日達さんに電話しては新しい教材を持ってきてもらっています。

栁澤英夫さん:
「自分で切ってるときが楽しいんです。ナイフをね、使ってるときが。それで出来上がったの見ればああそうか綺麗に切れた、それで人が欲しいっていう、あげるよってあげちゃう」
98歳になった今も情熱を絶やさない栁澤さん。
お決まりの質問ですが、長生きの秘訣を聞いてみました。

栁澤英夫さん:
「よくそれ言われるんだよな。秘訣なんてあるもんじゃないでしょう、と思うんですよ。ただ、毎日漫然でなくね、自分のしたいこととして、それで見るものを見て楽しんで、そんなだけですからね」
その前向きな気持ちこそが長生きの秘訣なのではないでしょうか。
いつまでも好きなことを見つけ楽しむことの大切さを教えてもらいました。