「老後は信州で」と茅野に移住したのち90歳を目前にして切り絵に出会いました。

栁澤英夫さん:
「とにかく、こっちへ来てから自分ですることがないでしょう。時間をどういうふうに潰すかって、ただ遊んでるわけにいかんしと」
「原村に日達れんげさんという先生がいるでしょう。先生の切り絵の展覧会を見まして、こんなんだったら面白いな。一つやってみようかなと。」

実は栁澤さん、メンズショップを経営する傍ら、レザークラフトの教室を開いたり、フラワーデザイナーとして活躍したりと、若いころからマルチな才能をいかんなく発揮してきたのです。

栁澤英夫さん:
「なんでも私はその飛び付きたくて駄目なんですよ。何でもやってみたいんです」


そんな栁澤さんだけにあっという間に切り絵の虜になりました。


栁澤英夫さん:
「これ般若心経。般若心経が紙のところに書いてあって切り抜いていく。これ大変ですね。細かいの切るんですから」

栁澤さんの師匠・切り絵作家の日達(ひたち)れんげさん。

原村を拠点に松本市や諏訪地方で教室を開いて切り絵の普及に努めています。

栁澤さんも日達さんの教室に通って切り絵を学びました。