前人未到の記録を打ち立て続けている「競馬界の生きる伝説」も愛用しています。ジーンズの聖地とも呼ばれる岡山県倉敷市児島で「馬の調教に特化したジーンズ」が作られています。

その名は『ONZO ZEANS(オンゾ・ジーンズ)』。外国語ではなく「お召し物・お着物」を意味する「御衣(おんぞ)」から付けたのだそうです。
いったいどんなジーンズなのでしょうか。
■「すごく良いです」レジェンド・武豊騎手も絶賛するジーンズとは



3歳馬・約7500頭の頂点を決める日本ダービー。競馬界の最高峰レースを制したのは、武豊騎手です。史上最多6度目のダービー勝利、まさに生きる伝説です。



そのダービー1週間前の調教=競走馬のトレーニングの様子です。武豊騎手が履いているのが「倉敷市児島産」のジーンズです。




(RSK山陽放送 三輪記者)
「はき心地はいかがですか?」
(武豊 騎手)
「調教のときはいつもこれで馬に乗っているから、すごく良いですね」

そのジーンズを手掛けたのは、田中洋之さんです。
(ONZO JEANS 田中洋之 代表 )
「『夢の人』ですし、最初にジーンズを作るときに『この人にはいてもらいたい!』という一番の人だったので」

■そのジーンズは「聖地」倉敷市児島で作られていた

競馬界のレジェンド・武豊さんをも魅了するジーンズは、瀬戸大橋の麓・倉敷市児島で作られています。


馬の調教に特化した「ONZO JEANS(オンゾ・ジーンズ)」です。手掛ける田中さんは現在38歳。兵庫県出身で、児島のジーンズ会社を経て10年前に独立し、ONZO JEANS を開発しました。


(ONZO JEANS 田中洋之 代表 )
「競馬が好きだったのと、ファッション・ジーンズが好きだったので、『もう少し特化したジーンズを作ればみんなはいてくれるかな』と思って」
ジーンズと競馬…実は長きにわたり、切っても切れない関係にありました。


(ONZO JEANS 田中洋之 代表 )
「ロデオで馬乗りの人がジーンズをはく辺りから、アメリカでは馬に乗るときにジーンズを履くのが主流になってきたのかなと。その流れで、いまだに競馬の調教でも使われているのではないかと思います」