農林水産省は製粉会社に売り渡す輸入小麦の価格を10月以降、およそ11%引き下げると発表しました。価格の引き下げは3年ぶりです。

野村農林水産大臣
「価格がウクライナ侵攻前の水準に落ちつつあることは、消費者や製造業者の皆様にとって明るいニュース」

農林水産省によりますと、来月以降の小麦の売り渡し価格は、主な5つの銘柄の平均で1トンあたり6万8240円となり、前の期よりも11.1%引き下げます。値下げは3年ぶりです。

ロシアのウクライナ侵攻により高騰していた小麦の国際価格が、最高値の半分ほどに落ち着いたことを反映したということです。

日本では食用の小麦のおよそ8割をアメリカなどから輸入していて、価格は4月と10月の半年ごとに見直されています。