資材などの価格の高止まりで、県内の農家も厳しい状況が続く中、JA長野中央会は、阿部知事に対策や支援を求めました。

県庁を訪れたJA長野中央会の神農佳人会長は、資材価格の高騰などへの対策を求める要請書を阿部知事に手渡しました。

JA長野中央会によりますと肥料や燃料、農薬などの資材価格が高止まりし、生産コストが上昇している一方、適正な価格転嫁が進まず、県内の農家も苦境に立たされています。

こうした状況を受け、JA長野中央会は、県や国への要請として、適正な価格形成の実現のほか、凍霜害や異常気象への対策など9つの重点項目を挙げました。

これに対し、阿部知事は、消費者にも生産コストを具体的に伝えるなど、適正な価格での取り引きが広がるように取り組んでいきたいなどと応じました。

(神農会長)「資材というのは年々徐々に上がってくるので前年対比とすると大したことないが、10年前とすると倍ぐらいになっている。長野県の農業をJAグループと一緒に支えていただきたい」