1800年代に創刊した、フランス最古の日刊紙「フィガロ」が発行する雑誌で金沢が特集されることになり、関係者らが市内を取材に訪れています。

政治や経済、文化など幅広い分野の内容を紹介し、フランス国内で随一の発行部数を誇る週刊誌「フィガロ・マガジン」。


能登や金沢など、県内の観光地や文化を紹介する10ページの特集記事を掲載することとなり、東京特派員のレジス・アルノーさんとフォトジャーナリストのエリック・マルタンさんが12日、金沢市のひがし茶屋街を訪れました。


2人が取材したのは、市内で100年以上の歴史がある三味線専門店「福嶋三絃店」。

兵藤遥陽アナウンサー
「今、記者たちが通訳を介しながら三味線について取材しています。フランスの方にはどう映ったのでしょうか?」


2人は三味線の製作工程や店を始めた経緯などについて関係者の話に耳を傾けながら、熱心にメモを取ったり写真を撮ったりしていました。


フィガロ東京特派員 レジス・アルノーさん
「フランス人は『裏日本』という言葉を知っています。もともとはイメージが良くない言葉とされていますが、フランス人からすれば裏に隠された魅力というのは誰も知らないものなので、それらを発掘することに誇りを持っていると思います」

フィガロ・マガジンの取材は今月15日まで続き、13日は兼六園や金沢21世紀美術館を訪れる予定です。