品定めするように左右を見渡したかと思うと、立ち上がり、1メートル80センチほどの高さにある、高級品種のナガノパープルをつかみ取り、その場で食べてしまいました。
この映像をスマートフォンで撮影したのは、畑を管理する北村智香さん。
10日午後0時半ごろ、夫の智洋さんと畑を訪れた際、クマを目撃しました。
(北村さん)「あの辺はお散歩している方もいますし、私たちのブドウがなくなったらどんどん下に降りていっちゃのうで、ちょっとこんなに近くにいるのは本当に危ないな」

北村さんは、およそ15アールの畑で主にナガノパープルを栽培していて、先月末からクマによるとみられる被害が出始めました。
収穫を見込んでいたおよそ6000房のうち、3割から4割が食い荒らされ、被害額は数百万円に上るとみられています。

(北村さん)「もう食べられちゃったからしょうがないですけどねそこはまた来年がんばるしかないかな」














