仕事を依頼した人はどう感じているのか、4月に復元作業を依頼した那覇市の湧川リエ子さんを訪ねました。復元したかったのは50代でその生涯を閉じた祖父の写真です。
復元依頼をした湧川さん
「誰もこの人の顔を分かる人がいないですので。どんなしても残したいなと思いましたので」
リエ子さんの祖父は戦前ペルーに渡り、そのまま50代で帰らぬ人となりました。リエ子さんは写真でしかその存在を知りません。

復元依頼をした湧川さん
「この素敵な、素敵なおじいちゃんに変身してますね。5代前からの写真があるんですけど、その人たちとちゃんと並べられる。子や孫たちが“こういうお爺さんが先祖だったんだね”と残せたのが私の一番の役割だったかな」
他の依頼者もー

依頼者「キレイにして修復して、下の人たちに“先祖はこうだよ”と」
渡嘉敷社長「写真がないと子ども達にも伝えきれない。話というのは忘れてしまうでしょ」
アナログからデジタルに変わっても、キャッチフレーズは“写真は我が家の財産”のまま。
八重瀬町を訪ねると親子2代でかけがえのない1枚を復元する写真館がありました。