榎本牧場 榎本耕大さん
「若干は減ってきてますね」

1割程度少なくなったといいます。

この牧場では、チーズの加工も行っています。暑さで乳脂肪分が下がるなど牛乳の成分が変わってきたため、これまでと同じ品質のチーズとなるよう工夫して加工しているそうです。

牛の負担を少しでも軽くしようと、榎本さんは送風機を常に稼働させ、牛の首に冷たいタオルを巻くなどの対策を取ってきました。
一方、牛の飼料に目を向けると、2022年度は例年と比べて600万円ほど高くなったといいます。物価高騰の打撃に加え、牛たちの夏バテ…。

榎本牧場 榎本耕大さん
「今、酪農とか畜産の現場は飼料代とかが上がってすごく大変なんですけど、しっかり牛さんたちはお乳を出してくれてるので、消費者のみなさんには山口県産の牛乳をしっかり飲んでもらいたい、それだけです」


暑さに弱い牛にとってこの夏は厳しい環境…別の牧場では、死んでしまう牛もいたということです。

そして飼育している酪農家にとっても、苦しい状況というのが見えてきました。
では、山口県産牛乳を取り巻く情勢は?