さらに、小さな部品を検査するときに使う台にもこだわりが。

土台にあるつまみを回し、目線の高さに検査部品を合わせられることで、視力が低下している高齢者でも作業をしやすくなるといいます。

このような器具は、働く人の声を聞きながら、全て『手作り』したものです。

【従業員(60代前半)】
「その人にあっている仕事を与えてもらっているという感じでいいと思います」

【従業員(60代前半)】
「今、この年齢になってみて、70歳まで働けるというのはすごくありがたいことだと思います。こちらが要望を出すといろいろと考えてくれますので、そういう点ではすごくやりやすいと思います」

【新潟アパタイト 小林俊介社長】
「こういった活動や会社としてのあり方をずっと続けていきつつ、父が当たり前としてやってきていたことを、私の代でどんどん世に広めていきたい」

人手不足が叫ばれている今、健康寿命が延びる中で誰もが長く安心して働ける環境づくりとしてもっと注目すべき好事例かもしれません。