
藤森祥平 記者
「おなじみのマクドナルド。ビックマックをセットで購入すると10.99ドル」
ビックマックのセットは半年前は日本円で約1260円でしたが、今では約1500円。さらに…
■円安で年間60万円負担増 ニューヨークの家賃事情

藤森記者
「失礼します」
記者が案内されたのは、ニューヨーク・マンハッタンにある築101年のマンションの一室。
J.ONE CORPORATION 山辺 亜紀社長
「典型的なニューヨークの1ルームですね。ニューヨークの中でみても、気持ち狭めのほうです」
藤森記者
「日本でも学生が一人暮らしをする、いわゆる1ルームタイプ?」
山辺社長
「1ルームマンション」
25平米1ルームの家賃は月2340ドル。半年前なら約27万円でしたが今では、約32万円。円安の影響で、月5万円の負担増となってしまうのです。1年住めば60万円違います。
記録的な「物価高」と「円安」のダブルパンチ。留学生などにとっては、不安な状況が続いています。
■円安・物価高は参院選の争点に

また円安は日本の物価も押し上げます。輸入原材料などの値段が上がるからです。
岸田総理
「食料価格高騰対策などの様々な対策に加え、最大限の警戒感を持って対応して参ります」
新たに「物価・賃金・生活総合対策本部」を立ち上げ、物価の抑制措置をとる考えを明らかにしました。
一方、立憲民主党の泉代表は一連の物価高騰をめぐり、政府の対応の遅れを批判。
円安・物価高は、参院選の大きな争点となりそうです。