進学先などとして心理学の分野に興味のある高校生らにその面白さをより深く知ってもらおうと、岡山大学で特別講座が行われました。

(岡山大学 東條光彦教)「『人の感情』は実はそんなに長続きしない。

『同じテンションで3日後に怒れるか?』というと、そうでもない」

約50人の高校生らが参加しました。実験などで得た行動データから人間を科学的に理解する心理学は近年、統計学などを用いて大量のデータを収集・解析する方法を学ぶデータサイエンスとしばしば結びつけられます

患者との対話がイメージされやすい臨床心理学の分野でも、患者と関わった結果のデータが大切だと説明されました。

(岡山大学 東條光彦教授)「『科学的に実証していくのが心理学の学問だ』というのを、高校では学ぶ機会がないと思いますので、それを感じ取っていただければ」

岡山大学では「文理の垣根を越えた学びの場に」と、2025年度に心理学とデータサイエンスを融合させた学位プログラムの設置を目指しているということです。