新型コロナの影響でストップしていた海外の学生が日本を訪れ、交流を深める「訪日教育旅行」が静岡県内で徐々に戻り始めています。
9月8日は、タイの学生が静岡大学の学生たちと交流しました。静岡大学を訪れたのは、タイの高校生や大学生15人ほどです。
<静岡大学の学生>
「静岡大学のことについて少しでも知ってもらえるようにできたらいいなと思います。」
日本語を学ぶタイの学生などを招く外務省の交流事業の一環で、8日は静岡大学で進む農学研究について学びました。
静岡県によりますと、海外の学生が日本を訪れ交流を深める「訪日教育旅行」はコロナ前の2019年には年間で70校から約2000人が県内を訪れていましたが、コロナの影響で一時ストップしてました。しかし、規制が緩和されたことで2023年に入ってすでに16校から600人ほどが訪れるなど徐々に回復し始めています。
農学部の研究室やハウスなどを見学した後は、静岡大学で育てたみかんでジュースをつくり、交流を深めました。
<タイの高校3年生>
「(静岡大学の学生は)みんな優しくて、話すのも上手。日本に来れられなかった子に日本で学んだことを伝えたい。」
<静岡大学修士2年 中川佳音さん>
「コロナで閉鎖された空間での活動や勉強が多かった。外から来た学生と交流できるのもそうですし、タイの学生がまっすぐな目で私たちの話を聞いてくれた。勉強する姿勢を私たちも学べた。」
<地域振興交流協会 岡村果奈さん>
「(訪日教育旅行が)2023年度から復活して、交流の様子をみると笑顔がすてきで交流を深めることで友達になって、静岡にまた来たいよとか、次はタイに行ってみたいねと話をされているのを聞くと草の根、双方の学生にとっていい交流になっていると思う。」
静岡県では、9月、マレーシアやオーストラリアの学生を受け入れる予定で各地の高校や小学校で国際交流が図られます。
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