ダイナマイト暴発の恐怖と闘った“高熱隧道”

ツアーガイド:「当初、掘っても60度くらいだろうと言われていたが、10m、20m、30m、100mと掘っていくとどんどん熱くなって、一番熱いところで110℃、120℃になると聞いています」

昭和初期の掘削時は岩盤の温度が最大で160℃に。ダイナマイトやドリルを使って削り進めていましたが、あまりの熱さに当時の作業員はホースで冷水を浴びながら作業をするほど困難を極めていました。

ツアーガイド:「ここが高熱隧道の入り口になります」

客室の通気口からはいまでも…。

記者:「客室の中にいても硫黄の匂いが漂ってきます、いまでも坑内は40℃ほどで、工事の大変さが伝わってきます」